「旧校舎全景・1」

このアルバムは、中原小学校の校長室のロッカーの中から発見されました。

おそらくは、取り壊されるであろう旧校舎を想い、ひとりの教員の方の思い付きなのか、学校の企画なのか、あの木造平屋建ての旧中原小学校校舎の最後の夏の姿が撮影されています。

実は、これ、当時の四年二組の担任の田口満の記憶をたどって「そういえば、旧校舎の写真が学校にあったような・・・」という事で、校長先生を尋ねて行ったのです。席上、だれが撮影したものかという話題になったのですけど「もしかしたら撮影したのは僕なのかも・・・」って、田口先生、当事者が忘れてんのかいっ^^;って突っ込みたくなりました。

でもおかげで貴重な記録の発見となったわけです。とりあえず、最初のページを公開させていただきます。

中原小学校の校門と、そこから見た旧校舎の姿です。

驚いた事に、三十年たった今もこの校門は当時の姿を残しています。つまり僕の子供たちも「この校門」を通って毎日小学校に通っているのです!

正直、驚きました。(^^;校門だけは、あの当時のまま、ずっと小学生を迎えつづけていたのですね。

講堂の全景と校舎東の登り棒が見えます。この登り棒の向こうに中原幼稚園があります。中原小学校には、中原幼稚園、中央保育所、東部保育所、西部保育所、円光幼稚園(船石)から、卒園生が入学して来ていました。小学校に入って初めてたくさんの仲間ができました。そして、それから中原中学校に続く9年間を、そのメンバーは共有していったのです。

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校門をくぐっての旧校舎の景色です。

それにしても旧校舎は、この位置が・・・せんだんの木を前景にのぞいた風情が・・・とても、素敵ですね。心の中の風景に、今でも残っているのはこの風景ではないでしょうか。
そして、そういった事を考えた時、この校舎には私達が入学する以前の・・・そうです、私達のオヤジ、オフクロの歴史が存在している事に初めて思い至りました。私達以前の歴史・・・父や母の歴史が、この校舎には染み付いているのです。もしできたら、そういったはるか先輩達の思い出まで、関われたらおもしろいなと、思い始めました。

校庭南に堤製材所が見えます。材木置き場は、僕はよくスケッチに行きました。実は(ちょっと気恥ずかしいですけど)製材所を描いた僕の絵が、一学年下の「冬の友」の表紙になったんですよ(^^;残念ながら僕は所有していません。誰か持っていないかなぁ?

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