「昭和46年8月31日の風景」

僕がタイムカプセルの集いを思いついたのは、今から20年前の五年会の成人式のときでした。その時に、未来において小学校のタイムカプセルが開かれることは理解していたものの、それが本当に存在しているということを実感したことはありませんでした。

先日、六年会の先輩からこの写真を見せて頂き、初めて自分が探していたものに気づいたような気がしました。

きっと、僕は行き先がわからないまま旗を振っていたのかも知れません。タイムカプセルを格納したときの事も覚えていないくせに「タイムカプセル委員会」なぞを結成したものですから、あやうく「ハーメルーンの笛吹き」になってしまうところでした。

やっと、探していたものが見つかったような気がします。記念碑に密封されるカプセルの写真は、説得力をもってその事を僕に確信させてくれました。

この写真は六年会の下川ゆかりさんが所有されていたものです。

すでに校庭が整備されているのがわかります。私達は4月から新校舎に入居して、その間に旧校舎が取り壊されたみたいですね。そして、その新校舎でタイムカプセルに入れる作文を書いたのだと思います。

このタイムカプセルを入れている女の子が、下川ゆかりさんです。腕章をされているところから6年3組の総務(級長さん)をなされていたのでしょう。

来年、このHPに取り出すところの写真が掲載できれば物語が完結するのかも知れませんね。